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なかねかつみ
「オトーちゃんの子守唄」

自分の中の「オヤジ」と闘うために
東海道を走り出したなかねくんは
その間に2児の「オトーちゃん」になっていたのです。
本人いわく
「二児の父としてランナーとして
労働者として生活上のいろんな話をしていきたい
面白くて心温まる、を趣旨として
期待加減もほどほどに開いてもらいたい」

第82回
【終】
(2009.9.30)


人は苦しいけれど目を背けずにどうしてこうなったのか分析し、よく知る事が大事だ。そのような時に本当の幸せを知る可能性も秘めている。

こんばんわ、なかねです。
いろいろご心配かけてごめん。 ホームページを再開しますけど、もう父親ホームページではなくなったので「オトーちゃんの子守唄」看板を下げて、次からは「麦魂」で行きます。

子供に逢う保証が無くなってきたため、無料電話相談の「法テラス」などで弁護士に相談したところ調停もやむを得なくなった。行動を起こさなきゃ今から何も変わることもない。訴えられる方はプレッシャーだろう。妻にそんな心の負担はかけるべきでは無かったのだが、4月に別れた頃とは別人のように変わってしまった妻に、洗いざらい心のままに話してもらい、その気持ちの理解に努めたかった。

今、自分が最も重要とすべき事は何か?
7月にスイミングのテストがあるので見に来てください、と妻からメールをもらい、子供と10分ほど合わせてもらった。「お父さんお布団で言葉辞典読んで」と言われたとき、僕は子供になんて申し訳ない事をしてしまったのだろうと気づかされた。言葉辞典は寝る前に読んでいた勉強の本だ、子供達はお父さんに会いたいと思いつつも我慢して生活しているんだと思い知らされた。

親として子供の幸せを考えるなら、夫婦一緒で暮らせるのが一番だ。
あれもこれも上手くいかないなら、一番重要にすべきことを選択してそれ以下を斬り捨てるのも良い方法だ。今、自分がやってる事を途中で辞めてしまうことは、他人から見れば考えられない事だと思うだろうが、自分にとっては概念の破壊など容易い。

僕は相手を責めるつもりなど全く無い。むしろ姑も妻も子供も、一人一人の幸せを考え何が最良かを考えたかった。そのために妻の主張への理解を努めたが、妻が法廷に持ち出したのは僕への敵意と「嘘」だった。

現実、人間の付き合いというものは、死も含めて言えば、全てに終わりがある。終わりがあるからこそ、今、どういう言葉で話し、どういった態度で接して、どういう行動をとっていったら良いか、後悔しないようにしなければならないんじゃないか。

子供にとって両親が離婚することは、非常に悲しいことだ。子供に対しては十分な配慮が必要で双方の協力が必要なのだ。
自分の気持ちを主張する事は大事。でも相手の気持ちなど分かりたくもないと思うほど、怒りに満ちて心の闇を深くしてしまう。人の醜い部分だ。嘘を論破したところでどうだろうか、余計に心を閉ざして人のアラを探し不満を募らせるだけだろう。為す術がなかった。嘘と演技を繰り返しどうしたいのか何が望みなのか解らず、救いたくとも助けようのない姑と同じ人間になってしまっていた。それで世の中自分の都合通りになると実感してしまえば、嘘に対してなんの罪悪感も持たなくなってしまう。

結婚して数年間、妻は妻というより親の娘だった。結婚が大きな目的だったため、目的が達成してしまってからは安心してしまい、次のスタートである新生活では、互いの折り合いを付けることもなく、親が総ての常識だと思っていたようだが、ある事がきっかけで変化が起きた。

妻が交通事故を起こし解決に長引いたのでカウンセラーと話す機会が多くなり、自分がアダルトチルドレンであることと、親が高齢者にみられる赤ちゃん戻りしていることを認識した。ギクシャクしていた夫婦間も自分の心と人の心を大事にするようになり良くなっていく部分が増えてきた。一般的夫婦でも女性は喧嘩してでも言いたい事を言い、男性は喧嘩しないで仲良く暮らしたいというのが多いようだ。

今では妻はすっかり親の娘に戻ってしまっている。夫婦間の良くなっていた頃の妻に戻ってもらえるように、メールで説得し続けたが、これが重みになり続けたようで逆効果だった。
頑なに逢わせない姿勢を通していたが、7月に逢わせてくれたのは調停を取り下げてくれると思ったからだろう。8月に逢いに行った時は鬼のような形相で罵倒されたが、調停員にはそれはメールで圧力をかけられたからと聞かされたが、その間のメールは「ありがとう」と「みんな大丈夫か?」しか送っていなかった。ありがとうは7月に逢わせてくれた後、大丈夫か?は静岡県に大きな地震があった直後。

結果としては相手の条件を総てのみ、二ヶ月に一度30分程度の面会の保証だけはとれたが帰り道、やるせない気持ちで一杯だった。自分の一部が死んだ感じだ。駅の外で座り込んでいるホームレスに突然「バーカ!」と言われ、近寄って行ったら酒瓶を投げられたので、その男の歯を折った。僕はこのままでは悪魔になってしまう。

しばらく何もしたくなかったが、今はもう大丈夫。

年寄りや若造などはこんな時は何かにすがりたくもなるだろう。そんな考えではいつまでたっても自身で問題解決する力を養えない。
導く者がいたとしても、その人は裏切るかもしれないし、嘘つきかもしれない。
今の自分を救うのは過去の自分だ、様々な困難を乗り越えてきた誇りと40年の歴史がある。
もう目標に向かって日々無駄にせずやるべき事をやるだけだ。いつか沼津にスカンジナビアを復活させる。

では「オトーちゃんの子守唄」のご愛読ありがとうございました。
次からは「麦魂」でやっていきます。




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