今週の店長コラム
text 渡良瀬リョウ
09年最後の更新だ。
今年も例年と同じく、今年1年の自分を振り返ってみたい。
まず、08年最後の更新で、私は09年の目標として、こんなことを書いていた。
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世の中のことは、自分がどうすることもできないことなので、足元を踏み外さないことだけに気を付けて、流れに身を任せていくしかない。
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その前の年、07年最後の更新では、食品偽装のこと、年金問題、安倍総理の突然の辞任など、社会的な問題をベースに1年を振り返り、そんな中での自分なりの生き方、みたいな書き方だったが、08年最後の更新では、世の中がますますひどくなるので、自分自身がより内向的になっていて、こんな書き方になっていた。
そして、08年の私は「本厄」の年なので、08年最後の更新では以下のようにまとめている。
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来年はとりあえず、健康に気を遣いながら、目先のことを地道にやっていくのみだな。こんな世の中だから、あまり遠い先のことを考えてもしょうがない。時の流れに身を任せながら、自分が本当に好きなこと、正しいと思うことを、見誤らないようにして、生きていこう。それがきっと、将来に繋がるはずだ。
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09年の自分を振り返ると、08年の目標をほぼ忠実に守ってきた1年だったなあと思う。内向的な1年だった。でも、世の中を投げてはいないよ、というスタンス。自分で言うのも何だが地道に、真面目に、目の前の仕事をひたすらやり続けた1年だった。
本当はもっと派手に、大きな舵取りもしたいものだが、そういうことの前に足元を見よう、できることからやろう、そんな感じだった。これは主に仕事に対しての話だ。
私の中で、「今年は本厄だから」という気持ちで、密かに立てていた目標もある。それは、目の前にある仕事は選り好みせずに、全部引き受けようというものだ。ある意味で積極的な方針ではあるのだが、自分で開拓して仕事を広げるということではない。誰もやりたがらないような仕事を、率先して引き受けていこうというものだ。
そういった意味では大きな舵取りでもなく、身辺整理みたいなものだ。うだうだ言う前に、ひとつひとつのことをもう一回見つめて、考えてみようという感じだ。やっぱり地味で内向的な作業だが、そういうことすらできなければ、その先にも進めない。
調子に乗って走ってると、絶対に怪我をする、という思いもあった。本厄だから、そんなことを考えたのかもしれない。
それから男四十になったら、自分がすべてのものを背負っているぐらいの意識を持たないといけないと、私自身が急に思い込むようになってきたのだ。後先見ずに、派手になんでもチャレンジできるのは若さの特権であり、40代に入った自分は、きっちりと黙々と土台を支えるような立場なんじゃないか。そして、そうしながらも、ちゃんとリーダーシップを発揮すべきところでは発揮する。
厄年の男というものは経験もあり、気力もまだあるのだから、誰よりも働くべき年代ではないかと私は勝手に思っている。文句ばかり言って、まだ何もできない若造とは違うのだ。文句を言う前に、まず動く。あるいは文句を言いながらも、しっかり動くべきときに動く。なんだか大変そうだが、それが厄年なのかな、と勝手に思ったりしている。
1年を振り返ると、細々としたことに終われ、あっという間に過ぎた年だった。でも例年思うような、気がついたら、やろうとしたことが何も出来なかった1年とは異なり、地味なことをやり続けて途中で気が滅入りそうにもなったが、1年過ぎて振り返ると、自分のやろうとしていたことのいくつかが、ちゃんと進展していた、そんな年だった。
これら、主に仕事面での地道な姿勢を支えていたのは、趣味の部分で、長年できなかったことを積極的に行えたからだろう。09年はしばらく封印していた、ある程度長期間の鉄道旅行をいくつも行った。2月に各駅停車を乗り継いで北海道・稚内へ、5月に寝台特急サンライズ瀬戸で四国へ、8月に各駅停車で鹿児島・枕崎へ、そして12月に寝台特急あけぼので津軽・秋田へ行った。2月と8月は6歳の息子との2人旅、5月は家族3人、12月は父と息子の親子3世代の男旅である。いずれも、思い立ったら、先延ばしせずに、すぐに実行しよう、というスタンスだった。
その他、信州・青木湖の知り合いの別荘にクルマで行ったり、千葉・富津岬へもキャンプに行った。仕事の出張でも、岩手県盛岡市、宮城県登米市、岡山県津山市と、遠くに行った。まあ、普段は細々としたことをこなしながら、年間を通してかなり広域に動いた年であり、こうやって振り返ると、あっという間なのもうなずける。
春には息子の保育園卒園に合わせた謝恩会の準備なども進めていたし、夏以降は仕事で、記者会のホームページ作りなども一手に引き受けた。また、労働組合関係では社内のことはもちろん、他社の労働組合結成の手伝いなどもやったし、その絡みで新会社設立の手伝いなどにも加担した。よくもまあ、いろんなことをやった年だったと思う。
目の前にあることを、とにかくひたすらやろう、という年だった。こんな世の中だから、あまり先のことを考えても仕方ない。今が充実していれば、きっとこの先も充実しているだろう、そんな感じだった。
そんな09年を過ごし、2010年はどうするのか。
基本スタンスはまったく同じである。ただ、なんでもかんでも引き受けていた仕事をほんの少し減らし、自分の数年後の青写真を描きながら、やっぱり地道に黙々と、やっていこうと思う。
来年もよろしく。
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