ほとんど頭を使わずにスカッと楽しめるヒーロー映画だ。去年のヒット作でレンタルでは準新作位か旧作なので借りてみるには一押しのオススメだ。
まず主演がヒーローには似合わない。いかにもエゴイストなロバート・ダウニーJr、ロバート・デニーロの息子と勘違いする人もいるかもしれないが、彼の父は映画監督のロバート・ダウニー。
彼は親の力で90年代の青春映画によく出演していたが、その後クスリ漬けで墜落し、表舞台から遠ざかっていた。復活には本来悪役の方が似合うんじゃないのかと思うが、アイアンマンの主人公は魂無きセレブレティが公正する流れなので実生活に重なって効果倍増になっている。しかも意外に43歳にしてはしっかりした体と綺麗な眼をしている。新鮮な親父チックヒーローだ。
米政府も頼りにしてる世界最強軍事企業のCEOであるトニー・スタークはアフガンで拉致られシバかれ正義に目覚め、監視の目を盗み作成したパワードスーツなる鉄の鎧で脱走する。そのパワードスーツの改良を重ね重ね、空も自在に飛べるアイアンマンが誕生するのだ。ジェット噴射が手の平にあるのでキューピーちゃんのようになって飛ぶのが斬新だ。飛ぶ練習も最初はもたつき失敗を繰り返し、子供が歩けるようになるまでや自転車に乗れるまでの姿を見ているようで微笑ましい。
パワードスーツは自宅に備え付けた喋るスーパーコンピューターが命令するだけで作成してくれ現代的には無理があるが、原作がコミックなんだからそこは眼をつぶるべきか。
スーパーコンピューターが話し相手なので家族はいらないようなトニーだが、唯一彼の理解者である真面目でガードのお堅い秘書(グウィネス・パルトロー)は次第に心惹かれていき、節度あるロマンスは名女優パルトローあってこそだが、アクション映画の脇役なんて安売りしたもんだなあ。良かったけど。
ラストシーンで巨大なマシーンとバチバチ格闘するのはやっぱりヒーロー映画の原点だ、少年心を熱くしてくれる快作だ。
アウディR8やケーニグセグやシェルビーなどトニーのカーコレクションも素晴らしい。
自分としてはそんなトコ評価高くしたりして。
★★★★☆
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