なかねかつみ
「自家用車GT40」

もっと広く使えるワゴンが欲しい・・・
そんな事を常日頃から思っている
じゃあ車貯金として月1万ずつ貯金していくぞ!
計算してみたら欲しい車が買えるのは
遙か17年後でした

第27回
【シボレーカマロ&マツダアクセラ】
(2009.7.15)


僕たちの子供の頃はスーパーカーブームがあったが、今やハイパワーのスポーツカーは環境からも教科書でも悪人扱いされている。子供や若者はスポーツカーに興味を持たず、生き残りのオールドファンぐらいが熱い支持を出しているのが現状だ。GMは世界でも最大の自動車グループであったが、日本では独自の販売店は無く、ヤナセが扱っているのみでなじみが薄い。そもそもGMがなんの略かご存じだろうか。ガチャピンとムックの略だ。

・・・我ながらスベったと感じてるのでスルーしておいて欲しい。ゼネラルモータースの社名よりもGM版ワゴンRのシボレーMX(映画トランスフォーマーにも特種警察の車として登場)シボレーコルベットやシボレーカマロの名は結構有名なはずだ。これにポンティアック〈ファイアーバード〉トランザムを加えるとGMのV8最速スポーツカートリオになる。

米TVドラマ、ナイトライダーに使われていた車はたかがトランザムに電飾を付けただけの車。余談も多すぎるがナイトライダーのナイト2000は低公害の為水素エンジンのはずだが、ドラマではガソリンを入れるシーンがちょくちょくあった。グルメな車らしく安いガソリンを嫌う性格だった。ミュージックステーションに登場したこともあり、本国でも「アーノルド坊やは人気者」やドラマ映画にゲスト出演していて、電飾付けてアフレコしてるだけでも米国が誇るハイテクスーパーカーとしての認識が高いようだ。

ちなみに世界最速の車は米シェルビースーパーカー社のアルティメットエアロ(フォード製V8)でギネス非公式だが434q出たとのニュースがあった。量産車で最速なのはクライスラーのダッジバイパーだ。アニメ映画「カーズ」のライトニングマックイーンのモデルだ、ポルシェGT2や日産GTRより速い。日本の車両規定に違反するため扱う販売店が無く公道で見ることは奇跡に近い。アメリカは馬力あるV8エンジンに関しては日本やドイツ以上の技術を持っている。

自動車産業の街、デトロイトは組合が強くなりすぎて経営が悪化しようが車の質が低かろうが、退職金年金も手厚く保障され、社員に危機感がなく、燃費や環境に関しては著しい進歩もなかった。ブッシュ政策でバイオ燃料車に大きく投資するも、逆にハリケーン被害などでの燃料高騰や食料品の高騰を招き良い結果は出なかった。

GM、クライスラーに続き、フォードの破綻も時間の問題だろう。これを米国国民は会社が悪いように言うが、意識の改革が無かったのはハイパワーを好む米国国民の方だ。ビック3はその需要に応えてきたんだ。米版カー&ドライバーを読んでも、パワーのある順、タイムの速い順でランキングを付けている。今はそれを求める時代では無いのだ。今時の国内車雑誌は一昔前とは違って燃費ランキングを重視している。国民の意識の違いが反映されている。

NYタイムスの記者も米デビューした日産キューブを「キティちゃんお迎えの車が来ましたよ」と紹介している。
一度はiPhoneのようだと評しておきながら、iPhoneはステータスであるからBMWだ、キューブは任天堂Wiiのようだ。いままでの日本車は米国人好みにデザインを合わせていたが、キューブのような日本的な車をそのまま輸入した方が面白そうだ。だが車に興味の無い人向けの車で、カーマニアの私にはいらない。なんて記事を世界に発信している。

アメリカ人は頭が硬いぞ。僕も走りの楽しいエンジンノイズのあるデザインがシャープな車が好きだが「ゆるゆる」「naturally」という逆行発想も支持する人たちだっている。車は趣味のモノじゃなく人間に愛される生活道具であるべきだ。古い考えはチェインジだ。

トヨタも日産も韓国の現代も米国市場を狙って作っている車は排気量が肥大すぎ。スカイラインが3.7リットルなんて日本で売れなくなって当然だ。原点回帰すべきなのだ。米国民よ、車は2.0リットルあれば十分だという事に意識改革、チェインジするんだ。

シボレーカマロは時代と共に大きくなり、先代ではくさび形のスラントノーズでスーパーカーの路線を行っていたが、今回の新型はややサイズダウンし、カーガイ(オジサンカーマニア)が喜びそうな初期のデザインをリファインした。映画トランスフォーマーでもおなじみのカマロで、僕もこのデザインはアメ車の魅力が詰まっていて大賛成。GMの顧客調査あっての渾身作とも言える車だ。
リアフェンダーのマッチョな膨らみが特徴的で、肉食獣のチーターかジャガーを彷彿させる。機能的意味も無くフェンダーの中は空洞だろうが、この伊達さがアメリカンだ。

環境に対して車は悪者なのだが、僕もカーガイもしくはカーヘンタイだ。スポーツカーは好きだ滅びないで欲しい。矛盾しているが、大排気量の車はガンガン税金をかければいいのだ。ワイドな車は駐車料金も割り増しを取ればいいのだ。カマロの日本導入は秋頃の予定だが、GMが下請けの部品工場を畳んでしまったとの情報があったので心配なところである。

マツダアクセラが一般発表される前に見ることが出来た。高田馬場のマツダ店が近所なので、通りがかった時に、新型アクセラを見かけたので表からマジマジ見ていたら特別に中まで見せてもらった。デザインは素晴らしい国産車のハッチバックでは最高に野生感あるマシーンだ。しかしながらアクセラの前身はファミリアという老若男女に幅広く好まれたデザインも取り回しも丁度良い車であった。新アクセラのデザインは肉食男子向けだ。小型車のデミオもシャープなデザインだが、目立つ事が嫌いな中高年も抵抗なく乗れるデザインの車もマツダは供給すべきだ。
ターボモデルの2.3スポルトもボンネットに大袈裟なインタークーラーを付け、専用フロントマスクもワイルドだ。時代の流れに沿わず嬉しい事だ。米国でも米国名マツダ3スポルトは人気があり米車雑誌の「世界のエンジンベスト10」にマツダ製2.3ターボエンジンは何度かランクインしている。ちなみに日産V6エンジンは13年連続でランクイン記録を続けている。

アクセラはボディサイズも排気量も大きくなりすぎだ。親会社がフォードなのでプラットフォーム(車台)を共有しなきゃならんのでフォード車サイズになるのは仕方ないが、第一に今やるべき事は低燃費だ。そのために小さく軽くするのはセオリーだ。2.3ターボなどいらない。VWゴルフでさえ1.4スーパーチャージャー&ターボで軽量小型高出力がベストバランスとの結論を出している。マツダは1.5ターボエンジンを作って、デミオやロードスターと共有すれば合理的じゃあないか。

昔話だが80年代後期ファミリア1.6DOHCフルタイム4WDインタークーラーターボ(長!)は日本のハッチバック車の歴史において金字塔を築いたのだ。ホンダCRXのFFかトヨタレビントレノのFRか、速く走るにはどっちが優れているかという結論を、小さなファミリアにフルタイム4WDを搭載し回答を出したのだ。ホットハッチやボーイズレーサーなどという言葉も生まれ、マツダの高い技術をアピールした車だった。車の肥大化排気量アップはもうやめてくれよ。

では車を持たなくなった僕は、せいぜい夢の中でドライブしてきます。
ではグンナイ。



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